「サインしていただけますか…好きな言葉を書いて下さい」えっ。思わずみつめ返した。「本当にいいんですね。好きな言葉を書いて」うなずくので、僕は大きく二文字「増刷」と書いた。書いてみると思った以上に間抜けで、小さく「したい」と書き添えたらもっと間抜けになった。―セカイとジブンが愛おしくなるエッセイ集。幻のミステリー作品も収録。
(「BOOK」データベースより)
1 じたばたと考える(ポンポン板井 褒め負ける ほか)
2 物書きなのである(何も主張ない髭だが急に固執、芥川賞発表前 Tの家系図 ほか)
3 好きな作家はたくさんいる(高野文子の男と女 黒田硫黄の擬音と女 ほか)
4 記憶する、思い出す(二十歳の年末 京都でなくても ほか)
5 そして日々をおくる(南から北へ 父の家のバカな犬 ほか)
(「BOOK」データベースより)